理不尽は なくならない。だからこそできること
人は皆、受け入れなければならない現実を目の前にして、どうにもならない思いを胸に残すのだろう。
〝繰り返す過ちのその度
人は ただ青い空の 青さを知る〟
今日も戦争で命を失う人がいて
お腹を空かせて死んでいく子どもがいて
差別や偏見で心をズタボロにされる人がいる
こんな理不尽を世の中から完全に消し去ることは不可能で、目を向ければ向けるほど、どうしようもない理不尽で溢れていることに気がつく。「自分には関係ない」そう思っている矢先に降りかかる災難に足を取られ、人は自分の無力さに悲しみ、もがき苦しむのだ。
そしてこの歌詞の後にはこう続く。
〝果てしなく道は 続いて見える
けれど この両手は 光を抱ける〟
私はこの部分を歌うとき、心の奥深くに確かに存在しているはずの、燃え尽きたとしても沸々と蘇るしぶとくて尊い希望を伝えようとする。
人って小さい
降りかかった災難に飲み込まれる
人って何にもできないんだ
でも、あなた達1人1人の両手で光を抱くことはできる。絶望の中にいたって、どんなにダサくてもいいから希望だけは捨てないでほしい。少しでいいから前を見つめてほしい。強く優しく、目で訴えかける。自分の中にいるネガティブちゃんに言い聞かせているのかもね。
降りかかる災難や理不尽な現状をすぐに変えることは難しい場合が多い。苦しくて悔しくて、悲しくて 心がバラバラになって怒りが湧き出てきた。地獄だった。
それでも「今の自分にできること」を考えて少しずつ確実に積み重ねていくしかない。それが今の私にとっての生きる意味であり、未来の私の財産となるのだろう。
と、無理やり言い聞かせて明日も笑う。
無理やりでも笑えるようになったのは、支えてくれる人のおかげ。ありがとう。
私はやっぱり声にならない心の叫びに気がついて、拾える人になりたいと強く思う。「助けて」と言いたくても、助けを求める方法がわからなくて長い間苦しんできた。ひとりぼっちで取り残されていた。
きっとこんな私にしかできないことがある。
私にしか気がつけない思いがある。
だから大丈夫。
生きて夢を叶えるために、前を向こう。
今辛い人に届け‼️
私は様々な困難を知りたいと思いアンテナを張っているが、まだまだ知らない苦しみがたくさんある。まずは声にしてみよう。どうか、希望を捨てないで。